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一人、三日月を思いながら。

 では、文をアップします。
覚悟ある人のみお進みください、
(べつにふつーの物語ですが、私の文章を書く能力が表れてしまっています。)


[一人、三日月を思いながら。]





  
 「お前のタイプって、どんなん?」

隣の席の男が方程式を解くのに飽きたらしい。この私に質問をよこした。
いい加減、数字を見るのにも飽きてきたところだ。答えてやってもいいだろう。

「そうだな・・・三日月みたいな、そんな奴がいいな」

私は得意になって答えた。

「はぁ!?なんだそれ?]

男は馬鹿にしたように笑った。

不意に後ろの席の女が言った。

「あんた、誰と話してんの?」

笑い含んだ様な声色で。

「さぁ・・・?」

男は自分が何をしているのか分からないといった様子で、私に向けていた体を黒板向きに直した。

また、だ。私はまた人を操ってしまったようだ。質問をよこすように、操ってしまった。
でも こうすれば、私が相手に

 見 え て い る 

と思うことができる。
けど私が見える人間はそういないだろう。

なぜなら私は幽霊もどきの妖精だから。

要するに、死んだ妖精、みたいな感じ。
どちらも人間が見れる生き物ではない。

 私は、孤独な人間使いだ。

「三日月ねぇ・・・」

新たな問題が黒板に書かれた。

男は、こちらを見て、

「不思議なやつ・・・」

笑って、三日月のような笑顔を向けた。


俺がいる そう言われている気がした。


終わり

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